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【R56】ドライブベルトの交換方法

  • 2023年5月5日
  • r56
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先日、R56ミニクーパーの水回り修理に伴い、ドライブベルトの取り外し作業を行いました。

 

そのため、ドライブベルトの交換作業もまとめて行いましたので、この記事では、ドライブベルトの交換方法を紹介していきます。

 

専用のSSTを使用すると、簡単に取り外し可能ですが、今回は持っていませんのでSST無しでの交換方法を紹介します。

 

 

使用する工具

 

  • ラチェットとソケット
  • トルクスソケット
  • メガネレンチ
  • クリップ外し
  • マイナスドライバー

 

もしかしたら、ここに記載していない工具もあるかもしれませんが、主要工具はこんな感じ。

 

個人的にMEYLEが好きなので、交換に使用する部品はこれを使用します。(ベルトは正直どこのメーカーでも良いと思う…。)

 

 

【R56】ドライブベルトの交換方法

 

まず初めに、ドライブベルトにテンションを掛けている、テンショナーを緩めるためテンショナー部分のナットにアクセス出来るよう、スペース作りからスタートします。

 

ドライブベルトのテンショナーは、下の画像矢印部分にあり、サポートとエアパイプが真上にあるため、上側から工具の侵入が出来ません。そのため、サポートとエアパイプをずらして、工具を入れ込む形になります。

 

専用のSSTがあれば、下側からアクセス出来るので、このサポート周りをズラす作業をパスすることが可能です。

 

 

 

画像上の赤丸部分のボルト、上側の矢印部分のカプラーとホースバンドを取り外し、さらに手前側に写っているクリップ(グリルとサポートを固定しているやつ全部)を取り外します。

 

この作業は、運転席側でもあるのそちらも忘れずに。

 

最後に、ヘッドライトも外すなりズラすなりすると、サポートをズラすことが可能になります。

 

 

サポートがズラせたら、エアダクトを固定している下の画像トルクスネジを1本外して、エアダクトも少しだけ横にズラします。ネジのサイズは、T25になります。

 

以外にここのネジが狭くて大変…。

 

 

これでようやくテンショナーのボルトにアクセルが可能です。

 

この少ない隙間から、スパナレンチもしくはメガネレンチ(ストレート形状)のものを差し込んでやると、ボルトが回せます。

 

 

  • 前期 21ミリ (12角)
  • 後期 30ミリ (6角)

 

前期と後期でテンショナーを回すためのボルトサイズが異なります。ボルトの頭が12角と6角になっていますので、上から覗き込めば、ボルトのサイズを目視で確認することが可能です。

 

テンショナーは、上からレンチを掛けて手前から奥側にボルトを回す形でテンションが緩みます。ボルトを回し終えたら、テンショナー横にあるバネが付いているピンを押し込んでやると、ロックされますのでロックも掛けておくこと。

 

ロックピンを入れ込む際には、レンチを押し込んでいる手の力を緩めると、テンショナーが元に戻ってしまいますので、ボルトを回した状態を保持しながら。

 

 

※下側からの作業は、タイヤを外してインナーフェンダーを外して行います。

 

最後に上の画像矢印部分の摘みを引っ張り出すと、フリクションローラーが下側に伸びてベルトの取り外しが可能です。

 

フリクションローラーの摘みを引っ張り出した後は、下の画像のように摘みを引っ張った状態で保持できる構造になっておりますので、ここの出っ張り部分に引っ掛けておきます。

 

摘みを引いてやると、フリクションローラーのローラー部分だけが下側に下がり、クランクプーリーとの隙間が出来るため、ベルトが外せるようになる仕組みです。

 

 

あとはベルトを取り外し、逆の手順で取り付けてやるだけ。ベルトを取り付けた後は、フリクションローラーの摘みを元に戻し、テンショナーのボルトを奥側から手前側に軽く回してやると、自動でロック機構が外れて再びテンションが掛かりますので、これにて交換作業が完了です。

 

ベルトにテンションを張り終えたら、クランクプーリーに工具を掛けてベルトを1周回して、ベルトが正しく掛けられているかどうかの確認もしておくことをお勧めします。

 

 

※確か18ミリだったかと思います。

 

まとめ

 

SSTがないと作業工程がかなり増えるため、正直面倒な作業です…。

 

SST無しでも、サポートをズラしたりエアダクトをズラしてやれば作業できないことはありませんので、時間がある方はDIYで作業するのも良いかもしれません。

 

何回かこの作業の予定がある方は、SSTの購入を強くお勧めしますが…。

 

 

それでは。

 

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