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クーラントの抜き方【2パターン】

 

クーラント交換をするのに、クーラントを抜きたいんだけどクーラントってどうやって抜けば良いの?

 

こんな疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。

 

そこでこの記事では、クーラントの抜き方を2パターン紹介していきます。基本的にはドレンボルトがありますので、そちらから抜きますが、車種によってはドレンがない場合もあります。

 

 

クーラントの抜き方

 

クーラントの抜き方は、ラジエターの底面(横向き)にドレンボルトがありますので、こちらのボルトを緩めてクーラントを抜きます。

 

 

このドレンは完全に外さなくても、ドレンボルトが締め込まれているパイプ部分の底面に穴があり、ある程度緩めてやることでこの穴からクーラントが真下に抜ける構造になっています。

 

 

上の写真が、ドレンボルトを少しだけ緩めて、クーラントを抜いている様子です。

 

このドレンボルトを完全に外してしまうと、ドレンボルトが刺さっている穴からもクーラントが抜けるため、抜けるスピードは早くなるものの、クーラントが車体側に抜けるので、ガッツリこぼれちゃいます…。

 

この方法で抜けるクーラントの量は、ラジエター内にあるクーラントとロアホースやらアッパーホースにある付近のクーラントが抜けるぐらい。自宅でクーラントを抜く場合は、どうしても自然落下で抜けるだけしか抜けませんので、これ以上は抜けない。

 

※車屋さん等であれば、ウォーターラインに圧を掛けて全量抜いて作業するところもあります。真空引きする際にも抜けますね。

 

ドレンボルトが無い車の場合

 

車によっては、ラジエターにドレンボルトが存在しない場合もあります。

 

この場合には、ラジエターに刺さっているロアホースを抜いて、そこからクーラントを抜く形になります。

 

大概の車は、ラジエターにドレンが付いているため、ドレンから抜けますが、欧州車なんかはラジエターにドレンが無い車も多かったりします。

 

ホースバンドをウォーターポンププライヤー等で挟みながらズラして、ホースとラジエター側のパイプにピックツールを優しく差し込み、1周ぐるっと隙間を作ってやればラジエターのホースが抜けてクーラントが出てきます。

 

※結構な勢いで出てくるので、バケツ等の準備は速やかに。

 

まとめ

 

 

クーラントを抜く方法は、ラジエター下部にあるドレンボルト(手で摘むような形状)を緩めてやると、クーラントがゆっくり抜けていきます。

 

完全にドレンを外す必要はありません。完全に外すと、クーラントが飛び散るので注意。

 

車種によって異なりますが、こんな形状をしているものが多かったりします。

 

 

ドレンボルトがない車種も存在して、その場合はラジエターに刺さっているロアホース(ラジエターのそこ側にあるホース)を抜くことでクーラントを抜くことが可能です。

 

それでは。

 

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