少し前から、モンキーのエンジンを掛けてやると、マフラーからオイルが少量ですが飛ぶようになってしまいました…。マフラーの中はかなりオイリーです…。これって何が原因だと思いますか？
先日、このような相談を受けました。
そこでこの記事では、モンキーやカブのエンジンでマフラーからオイルが飛び散る原因について紹介していきます。
【モンキーやカブ】マフラーからオイルが飛び出る原因
モンキーのマフラーからエンジンオイルが飛び散る原因は以下の３つのどれかに該当するケースが多いです。
- エンジンのオイルの入れ過ぎ
- オイル上がり
- オイル下がり
マフラーからオイルが出る場合、まずはエンジンオイルの規定量を確認してみて下さい。オイル量に問題がないのであれば、オイル下がりもしくはオイル上がりによって、燃焼室にオイルが混入して、排気ガスと一緒に廃棄ポートよりオイルが排出されていることが原因です。
マフラーからオイルが飛ぶメカニズムとしては、燃焼室にオイルが入り込み、燃焼を終えた排気ガスと一緒にオイルが廃棄ポートから排出されて、マフラーの中に入る。
仮にオイル上がりでもオイル下がりでもないとなれば、あとはシリンダーヘッドにクラックが入ったり、穴が空いてマフラーのポート内にオイルが漏れ出しているかね。（可能性は極めて低いかと思いますけど。ゼロではないかと思います。）
エンジン不調を伴うのであればオイル上がり、下がりが濃厚
マフラーからエンジンオイルが飛び散り、エンジン不調を伴うのであれば、オイル上がりもしくはオイル下がりの可能性が高いかと思います。
ピストンリングやオイルリングの状態が悪く、オイル上がりを起こしているケースも、シリンダーヘッドのバルブステムの劣化によってオイル下がりが出ているケースも、どちらのケースにおいても燃焼室で圧縮する際に、圧縮した空気の逃げ道があるということです。
- オイル上がり ピストンリングの劣化（破損、固着）
- オイル下がり バルブステムシールの劣化
そのため、オイル下がりやオイル上がりの症状が出ている場合、エンジン不調が起こります。車みたく、そこそこの馬力があれば、多少圧縮が下がっていても、オイルが減るな〜。ぐらいで済むかもしれませんが、モンキーのエンジンであれば、エンジン不調を伴うケースも珍しくありません。
ただ、オイルを入れ過ぎているケースに関しても、べらぼうにオイル量が多ければ、エンジン不調が起こります。吹け上がりはかなり悪くなり、まともには走れないぐらいに。
まとめ
モンキーやカブのマフラーからオイルが飛び散る場合、以下の３つの中に原因があるケースが大半です。
- エンジンのオイルの入れ過ぎ
- オイル上がり
- オイル下がり
オイル量を確認してみて、問題がなければオイル上がりかオイル下がりの可能性が非常に高いです。
この場合、マフラーからかなり白煙が出ているかと…。そうなれば、オイル上がりもしくはオイル下がりでほぼ確定かと思います。腰上をばらして確認してみるのが手っ取り早いかと思います。
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※バラさなくちゃ、どうにも出来ませんし…。
それでは。
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