これからキャンバーボルトを購入しようと思っているのですが、安物のキャンバーボルトって問題なく使用出来ますか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、安物のキャンバーボルトってどうなの?というテーマについて、実際に使用してみた感想を交えながらお話ししていきます。
結論、問題なく使用可能です。
安物のキャンバーボルトってどうなの?
結論からお伝えすると、安物のキャンバーボルトは問題なく使用可能です。実際に、僕自身の車にも友人からの依頼品でも合計4、5台に装着してきましたが、特に問題となる点はありませんでした。
- キャンバー調整の機能
- 走行時のキャンバー角のズレ
- ボルトの緩み
やっぱり安い商品なだけあって、作りを細かく見ると荒さが目立ちますが、使用する分には特に問題になる点は今の所出ていません。もちろん、ボルトが走行中に緩んだこともないし、折れたりしたような経験も一切ありません。
カム構造を利用したキャンバー調整も全く問題なく行えます。
ネットを見ていると、取り付け時にバリがどうこうで取り付け出来ない。そんな意見もありますが、ここに関しては問題ありません。バリを取れば良いだけの話。正直、取り付けに慣れると多少バリが出ていても、問題なく取り付け出来ます。
これはあくまでも一個人的な意見ですが、車重が重いような車であればこの手の安物のキャンバーボルトは使わないかな?と思います。これまで使用してきた車は、全て軽自動車オンリーです。
※正直、車重が重い車はボルト径が太くなるので、問題はないとは思いますけどね。
工具サイズだけ注意が必要
これまで何度か安物のキャンバーボルトを触ってきていますが、注意するべき一番のポイントは工具サイズです。
上の画像は、こちらのキャンバーボルト。
このキャンバーボルトの工具サイズは、頭側もナット側も共に【15ミリ】になっています。基本的に、15ミリの工具というのは、セット商品にはまず組み込まれることはありません。
キャンバーボルトを購入後は、ボルトの頭とナットのサイズをノギスで計測してみて、15ミリである場合は15ミリのソケットとレンチを用意した上で取り付け作業を行なって下さい。
大半の方は、16ミリのソケットやレンチを持ち合わせていないかと思いますので、17ミリのレンチを掛けた時点ですぐ異変に気がつくので問題ないかと思いますが、欧州車を触っていたりする方だと16ミリのレンチを持っている場合が多く、余計に注意が必要です。
16ミリのソケットだとなんとなく回せてしまうので、ボルトの頭やナットの頭を舐めさせてしまう可能性があります。
気が付ける人は気が付けますが、そうではない人もいらっしゃるかと思います。
まとめ
あくまでもこれまで僕自身が使用してきた率直な感想ですが、ここ数年でネットショッピング等に出回ってきている安物のキャンバーボルトは問題なく使用可能です。
金額が安いので、当然といえば当然ですが、作りの荒さはあります。使えるか使えないかだけの判断であれば、問題なく使用出来ております。
実際に取り付けて、走行もしておりますが、ボルトが緩んだりキャンバー調整の機能に何か問題があったりという不具合は確認しておりません。
ただ、少しでも不安に感じるのであれば、メーカー純正品のキャンバーボルトを使用したり、大手メーカーから販売されているキャンバーボルトの使用をお勧めします。
不安に感じながら、あえて安物を使用する理由もないかと思います。
それでは。
▪️関連記事はこちら