先日、家の車がディーラーの点検にてエアコンガスが減っているのですが、補充はしますか?料金は6600円になります。
とのことで、エアコンガスの補充を勧められたので、車のエアコンガスの補充作業を行いました。
そこでこの記事では、エアコンガスの補充方法について紹介していきます。ガスの補充作業自体、そこまで難しい作業ではありませんので、DIY作業でも十分可能です。
用意するもの
- チャージホース
- エアコンガス
エアコンガスの補充を行う際に用意するべきものは上記の2つだけです。
ネットショッピングにて、セットで販売されていますので、そちらを購入すれば作業可能です。大体ですが、車屋さん等に依頼するより3000〜4000円程度安く済みます。
もちろん、チャージホースとガス缶別々で購入することも可能です。
【車】エアコンガスの補充方法
車のエアコンガスを補充する際の作業手順は以下の通りです。
- バルブの摘みを全開に緩めておく
- バルブとガス缶を接続する
- 車両の低圧(L)ポートにカプラーを接続する
- ガス缶側のバルブを一瞬緩めてエア抜きをする
- エンジンを掛けてエアコンをONにする
バルブを緩めておく
ガス管とバルブを接続する前に、バルブの上側に取り付けられているネジを緩めて、針を引っ込めておきます。
ここが飛び出た状態でガス缶と接続してしまうと、ガス缶に穴が空いてガスが抜けてしまいます…。
摘みを緩めてやると、下の画像のように針が引っ込みます。
ガス管とバルブを接続する
バルブの針を引っ込めた状態にしたら、ガス缶とバルブを接続します。
ここはネジ式になっているので、ガス缶を回してやると接続可能です。中にゴムパッキンがあり、接続部分からガスが漏れない構造になっています。
そのため、締まるところまで確実に締め込んでおいて下さい。
車体の低圧ポートにカプラーを接続する
次に、エアコン配管の低圧ポート側【Lのマーク】とチャージホースのカプラーを接続します。
ここのキャップは、ネジになっているので左回ししたら外せます。ゴミが入らないようにするためのキャップですので、このキャップ本体を外してもガスは抜けません。ただし、若干ガスが漏れてキャップの中に溜まっているケースが多いので、若干【プシュッ】と音がする場合があります。
チャージホース側のカプラーは、外側が可動式になっているので、手で上に持ち上げた状態で車体側のポートに押し込み、手を離すとロックされます。
この時、1点だけ注意点があり、低圧ポートとチャージホースを固定する際には、必ずチャージホースとガス缶を接続した状態で行なって下さい。
ガス缶が接続されていないと、そこからエアコンガスが出ていってしまいます…。
カプラーが刺さっている間は、車体側のポート内にある虫ゴムが押し込まれている状態です。
ガス缶側の接続部分を緩めてエア抜きをする
チャージホースとガス缶。チャージホースと車体の低圧ポート。この2つの接続が完了したら、ガスを補充する前に、ガス缶とチャージホースの接続箇所を一瞬緩めてホース内に溜まっているエアを抜いてやります。
ガス缶を回して、接続部分を緩めてやると隙間からホース内のエアを抜くことが可能です。プシュッと音が少しでもしたらそれでOKです。ほんの一瞬緩めてすぐに締め直すイメージです。
長々緩めていると、車体側の冷媒ガスがどんどん抜けていくのでNGです…。
エンジンを掛けてエアコンをONにする
ここまで出来たら、いよいよガスを補充してきます。
ガスを補充する際には、エンジンを掛けてエアコンをON。風量をマックスにした状態にします。ここでチャージホースのゲージを見て、現状の圧を確認しておきます。(エアコンをONにしていない状態だと、ゲージの針は適正位置より大きく上回る状態になります。冷媒ガスが空っぽじゃない限りは大概。)
- エンジンを掛ける
- エアコンON(内気循環)
- 風量最大
※青色部分が適量です。
エアコンをONの状態したら、ガス缶の上にあるネジを右回しで締め込んでいくと、一番初めに引っ込めておいた針がガス缶の頭に穴を開けるので、ガス缶の中の冷媒ガスが車体側に吸われていきます。ネジを最後まで締め込んだら、それで穴が開きますので再びネジを全開に緩めておきます。
あとは、ガス缶の中のガスがなくなるまでアイドリング状態を保持してやれば、ガスの補充が可能です。この時、ガス缶は立てておきます。逆さまにしてしまうと、冷媒ガスが液体のまま入ってしまいます。
ガス缶の中が空っぽになったかどうかは、缶を軽く振ってみる。もしくはガス缶を触ってみて、ガス缶が冷たくない状態になったらガスの補充が完了です。(ガスを入れている途中はガス缶が冷たくなります。)
まとめ
車のエアコンガス補充は比較的簡単ですので、ガス缶とチャージホールだけ用意してやれば、誰にでも補充可能です。
注意点は以下の点ぐらいかと思います。
- 低圧ポート【Lのマーク】から補充する
- ネジを緩めた状態でガス缶と接続する
- ガス缶を接続した状態で低圧ポートと接続する
少しでも不安要素があれば、車屋さんに作業をお願いすることをお勧めします。
それでは。
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