近々、初めてのユーザー車検に行くのですが、ユーザー車検で落ちやすい項目はあったりしますか?もしあれば、教えて下さい。ここだけはちゃんと見ておいた方がいい場所とか。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、ユーザー車検で落ちやすい項目は?というテーマでお話ししていきます。結論からお伝えしておくと、見るべき点検項目さえ押さえていれば、特に落ちやすい項目も何もありません…。
ユーザー車検で落ちやすい項目
ユーザー車検時に強いて言えば落ちやすい項目を挙げるとすれば、以下の3つ。
- 足回りのブーツ類
- ブレーキ検査
- フォグランプの高さ
ユーザー車検に行く際に、下回りのチェックはしていくかと思いますので、問題ないかと思いますが、下回りのチェックをせず、いきなり陸運局に行ってレーンを通してしまうようなことがあれば、足回りのブーツ関連で落ちることがあるかと思います。
足回りのボールジョイント部分に使用されているブーツは、切れていたりグリスが飛び出ていると、車検に通りません。
- タイロッドエンドブーツ
- ロアアームブーツ
- ドライブシャフトブーツ
- 各アーム類のゴムブーツ
- スタビリンクのボールブーツ などなど
あとは、検査時の操作方法の問題で、ブレーキ検査に落ちる人がいるぐらいです。
陸運局に行って、車検のレーンに並んでいると、車屋さんではなさそうで、レーン内での動きがあたふたしていて、ユーザー車検(初めてなのか、慣れていないのか)かと思われる方がいたりすると、ブレーキの検査で×印が出るケースが多いです。
これは単純にブレーキの踏み方やサイドブレーキの掛け方の問題の場合いが大半。やり直しが効きますので大丈夫かと思いますが…。
あともう一点だけお伝えしておくと、フォグランプの高さが足りずにユーザー車検で落ちるケースも稀にあります。車屋さんの場合であれば、知っているため事前に確認しておく項目の1つだったりしますが、ユーザー車検だと知らない方も多いため、見落としがち。
フォグランプの高さは、地面から25センチ必要です。(車の年式によっては、関係のない場合もありますが…。)
最低地上高が9センチある車高でも、フォグの高さが足りなくなる車種が意外に多いので注意する項目かと思います。
※以前、友人がユーザー車検に行った際に、フォグの高さ規定があるのを知らずに、ユーザー車検に落ちて帰ってきたことがありました。
ブーツ類をチェックしてテスター屋を通してやれば落ちない
ユーザー車検に行く前には、足回りのブーツ類を全てチェックして、陸運局のレーンに並ぶ前にテスター屋(予備検屋)を通してくれば、落ちることはそう滅多にありません。
テスター屋さんでは、実際に車検のレーンで使用する検査機を使用し、車の数値を確認と調整をしてもらえます。
- 光軸
- 光量
- サイドスリップ
- ブレーキ検査
- 排ガス検査
そのため、車検時に数値を計測して合否が決まる項目に関しては、車検のレーンに並ぶ前に、通過できるか否かの確認が可能なわけです。
機械を使用した検査を合格できることは確定しているので、あとは外観検査と下回り検査だけになると言っても過言ではないぐらいです。
まとめ
基本的に、ユーザー車検だと落ちやすいみたいな項目は存在しません。
強いて言うのであれば、ブレーキの操作やサイドブレーキの操作の問題で、ブレーキ検査に落ちることがあるぐらい。ただ、これに関しては、その場でもう一度検査してもらえるので、問題ないかと思います。
何度やっても、ダメな場合は再度調整して並び直しになるかと思いますが….。(大概の場合は、慣れている人がその車に乗ってレーン通過すれば合格する…。)
ブレーキ検査が不安な方は、予備検屋に行って、ブレーキ検査をやってもらえばいいかと思います。そこで合格数値が出ない場合、ブレーキがダメなのか、操作がダメなのか教えてくれると思いますし、仮に操作に問題がある場合も、車検時の操作方法についても教えてくれるかと思います。
見落としがちなフォグランプの高さにも注意です。
それでは。
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