これまでずっと純正のサイドスタンドをベースにショート化したサイドスタンドを使用しておりましたが、少し見栄えが気になるので、ステンレスにてサイドスタンドを作り直すことにしました。
そこでこの記事では、自作サイドスタンドについて簡単に紹介していきます。
合わせて、スタンドの寸法についても記載しておきます。
サイドスタンドの寸法
自分のメモ用に寸法を記載した紙の写真をそのまま貼っておきます。
スタンドを固定するホルダーの板圧が8mmなので、スタンドの幅は8.2〜8.3mmぐらい取っておけばOKです。
スタンドを固定するためのネジピッチはM10のP1.25です。このピッチは標準ピッチではないのでそこだけ注意です。
※M10の標準ピッチはP1.5
【モンキー】ステンレス製のサイドスタンド自作
今回のスタンド制作は、25mmの丸棒から削り出し。スタンドの固定部分にRが欲しかったため、手っ取り早く丸棒を使用することにしました。
スタンド本体部分は、14mmまで細く削り、先端にタップを立てて真鍮のエンドをネジ込んで起きました。ねじこんだ状態で、再度仕上げ削りをしてあるので、真鍮とステンレスの接続部分は綺麗に一体化して見えるかと思います。
先端のタップや真鍮エンドの取り付け後に、万力に挟んで気合いで手曲げしました。
本体部分とブラケット固定部分は、溶接にて接続するため、ざっくり径が14mmになるまでテーパーに切削。
ホルダー固定部分側を加工するとこんな感じ。
あとはぐるっと溶接して、2つのパーツをくっつけてやればあらかたスタンドの形になります。溶接は遊びでやっている程度なのでそれほど上手くは無いですけど、とりあえず許容範囲内の出来栄え。
本溶接する前に、一度車体に取り付け、サイドスタンドの全長に問題がないか確認してあります。個人的には、先端が30度ほど上を向かせるのが好きなのでこんな仕様です。
最後にスタンドホルダー側に仮り合わせをして、スプリングの引っ掛けピンの位置を決めてやり、こちらもぐるっと溶接して完成です。
使用する予定のスプリングをあらかじめ用意しておき、スプリングの全長と推奨取り付け長を考慮した位置に溶接してあります。
このスプリング受けに使用したピンは売っているものを使用しています。
固定するネジも見栄えが良くなるよう、キャップボルトに溶接で肉盛りしたのち、旋盤にて切削して形状を整え使用。最後にキャップボルト用のメッキキャップでボルトの頭を隠しておきました。
スプリングの引っ掛けは個人的に上側が好きなので、ホルダー側のピンを上側に移植してあります。
今回のスタンドは、全長が短すぎて下側にはスプリングが固定できないんですけどね…。
ちなみにホルダーはGM-MOTOさんのやつです。
長過ぎるため、20mmほど短縮加工して、溶接面を仕上げたのちバフ掛けしてクロームメッキを施工してもらいました。横についているスタンドの跳ね上げ具合を調整するネジも撤去してます。
言わなきゃ短縮してあることは分からないかと思います。
まとめ
これまでお世辞にも見栄えが良いとは言えないスタンドを使用していたため、ようやく魅せられるスタンドになって満足です。
極限までショートのスタンドのため、使用するスプリングも短く、かつスプリング直径が小さい物を使用しています。
このスプリングは、キタコさんのマフラー用スプリング。マフラー用ですが、申し分ないぐらいスプリングの力が強くバッチリです。おそらくですが、サイドスタンド用のバネだと、短い物でもスプリング直径が大きくバランスが崩れるかな…。と。
裏側にスプリングが付くなら、スプリングのサイズは気にならないんですけどね…。
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