足回りから異音が発生する原因は色々あるのですが、ダイハツ車の場合は大概キャリパー部分に使用されているスライドピンが原因になっているケースが多いです。
年式で言うとL375タントやL175ムーヴ、L575ムーヴコンテ。このあたりの年式のダイハツ車あるあるです。L405ソニカもこの症状が出たと思います。
そこでこの記事では、ダイハツ車あるあるの足回りからの異音と、簡単に出来る異音の特定方法がありますので、その辺りを紹介していきます。異音の特定に関しては、足回りを直接見なくても特定可能です。
【ダイハツ】足回りから異音が発生する原因
ダイハツ車の場合、足回りから異音が発生する原因の多くはブレーキキャリパーに使用されているスライドピンと呼ばれる部品が原因になっているケースが多いです。
絶対これが原因とは言いませんが、該当する年式のダイハツ車であれば、ここを真っ先に疑います。
スライドピンは、ブレーキペダルを踏み込んだ際に、キャリパーが可動するためのガイドになるピン。ここにガタが出ることで、キャリパーが暴れて異音が発生します。
▪️スライドピン
結構、段差で大きな【ゴトゴト音】が出るため、一見サスペンション周りからの異音かな?って思うぐらい。特に車を少し知っていればいるだけそう思う方が多いです。
異音の特定方法
ダイハツ車(2006年〜2010年ぐらいの年式)の場合、先ほど紹介したスライドピンが異音の原因になっている可能性が高いですが、もちろん100パーセント異音の原因がそこにあるとは限りません。
すなわち、原因を特定せずにスライドピンを注文してしまうと、無駄金になる可能性もあります。
そこで、本当にスライドピンが原因で異音が出ているかどうかを確認する必要があります。
▪️異音原因の特定方法
異音が発生する悪路を走行してみて、異音が出ている時にブレーキペダルを踏んでブレーキを掛けてみるだけです。この時、ブレーキペダルを踏み込むと異音が止まるようであれば、スライドピンが異音の原因で決まりです。
悪路が長めに続く、ボコボコした道が良いですね。
ブレーキを掛けてやることで、キャリパーはディスクローターを挟み込むため、キャリパーが固定された状態になります。そうすると、キャリパーが暴れなくなります。そのため、異音が止まるのです。
スライドピンが異音の原因かどうかは、これだけで判別可能です。
スライドピンが原因となった場合は、スライドピンをグリスアップするか、スライドピンを対策品に交換するだけで異音が解消します。
軽症だと、グリスアップでも異音が出なくなります。ただ、あまりにも大きめのゴトゴト音が出ている場合は、対策品に交換しないと、解消しない場合があります。
まとめ
ダイハツ車で足回りから異音が発生している場合は、年式にもよりますが、ブレーキキャリパーに使用されているスライドピンを真っ先に疑うと良いかと思います。
ざっくりですが、2006年〜2010年ぐらいの年式(初年度登録)のダイハツ車。
L375、L175、L575、L675、L405このあたりの車がそれに該当します。
原因の特定に関しては、異音が発生する悪路を走行してみて、異音が出ている最中にブレーキを掛けて異音が止まるか否か。これで判断が可能です。
ブレーキを踏むと異音が止まるのであればスライドピンが異音の原因。
異音が止まらないのであれば、次に怪しいのはストラットのアッパーマウントかな…。
ここもちょこちょこあります…。下の記事が、ダイハツ車のアッパーマウントから異音が出ていた際の内容です。
それでは。
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