先日の記事では、GS(GRL10/11)のフロント車高調取り付け方法について紹介しました。

こちらの記事では、リアの車高調取り付け方法について、簡単に紹介していきます。
使用する工具

- ラチェット
- ソケット(10、14、17、19ミリ)
- メガネレンチ(17、19ミリ)
- スピンナーハンドル
- 六角レンチ(8ミリ)
リアの車高調取り付け方法


リアの車高調取り付け手順は以下の通りです。
- トランクの内装をバラしておく
- スタビリンク上部の固定ナットを外す
- ショック下部のボルトを外す
- ロアアームとナックル固定ボルトを外す
- ロアアーム付け根のボルトを緩める
- アッパーマウントの固定ナットを外す
まず車をジャッキアップする前に、トランクの内装をバラして、アッパーマウントへのアクセスを可能にしておくことをお勧めします。
トランク内装は、クリップ外しと12ミリのソケットを使用してめくれます。

トランクの内装をバラしたら、スタビリンクを切り離してやります。
スタビリンクを切り離しておかないと、ロアアームが下がり切りませんので、バネの脱着が困難です。

スタビリンクの切り離しが完了したら、リアショック下部の固定ボルトとロアアームとナックルを連結しているボルトをそれぞれ外します。
ここのボルトが外せたら、ロアアームに油圧ジャッキを当てた状態で、ロアアームの付け根(サスペンションメンバー側との連結部分)を緩めてやると、ロアアームが下がりバネが抜けるようになります。



あとはトランク内から、アッパーマウントの固定ナットを3本(14ミリディープソケット)を外してやれば、純正のリアショックが取り外し出来ます。
フロント同様に、AVSアクチュエーターがありますので、カプラーを外して、アクチュエーター本体を左回しに回して、本体もショックから外してやります。(フロントはアクチュエーターがショックについたままでも、ショックが外せますが、リアはアクチュエーターを外さないと、抜けないです。)


あとは逆の手順で車高調を付けてやるだけです。
この手のサスペンションを一人で取り付けする際には、リアショックをフレームに押し当てた状態で、下側からジャッキを当てがい、支えておいてやれば一人で取り付け可能です。

まとめ

この年式ぐらいから、ようやくトヨタ車もリアサスペンションがコイルオーバーから、別体式に変更になりましたね。リアがマルチリンクの車はそこそこ触ってきましたが、コイルオーバーになっていたのはトヨタぐらいではなかろうか…。
別体式だと少々いじる側としては負担が大きくなりますが、慣れてしまえばそんなに大変な作業ではないので問題ないかと。
それでは。
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