ホイールスペーサーが固着してしまって外れない…
こんな症状に悩みを持つ方も少なくありません。特に欧州車のオーナーにありがちなトラブルです。
そこでこの記事では、固着して外れないホイールスペーサーの外し方について解説していきます。
ヒートガンを使うと簡単に外れます。
ホイールスペーサーが外れない時の対処方法
タイトルや冒頭でもお伝えしている通り、ホイールスペーサーが外れない場合はヒートガンを使います。
力任せに外そうとすると、ローター側やスペーサーを傷付けてしまいます。
ヒートガンでスペーサーを温めてやることで、熱膨張により外れます。
※諸事情でヒートガン一部溶けてるけど触れないで。
ヒートガンでスペーサーを均一に温めて、マイナスドライバーをスペーサーの隙間に差し込んでいくと外れます。
大凡、均一に5分前後温めます。
この時、マイナスドライバーをハンマーで叩き込むのですが、1箇所に入れたら次は対角。
コレをひたすら繰り返して、少しずつ外しています。
この方法なら10分足らずで外す事が可能です。
ヒートガンなんて持ってないよ…
そんな方が大半だと思います。ヒートガンは色々な場面で使えるしネットやアストロプロダクツで2000円程度で購入可能です。
持っていても損は無いと思います。
ヒートガンでホイールスペーサーが外れる原理
これは先程も書きましたが、【熱膨張】を使った外し方です。
金属は熱を加える事で、目に見えない変化が起こります。
ホイールスペーサーとハブ側で金属の種類が違うため、熱膨張を活用する事が可能です。
- スペーサーはアルミ
- ハブ側は鉄
金属の種類によって、熱膨張を起こす【温度】が異なります。
専門家では無いため、詳しく事は知りませんが、アルミの方が低い温度で熱膨張するため先に、スペーサーが膨張し外れるようになります。
スペーサーを外した後の処理も忘れずに
スペーサーが外れた後は、必ずハブ側の清掃を行いましょう。
インパクトドライバーがあるとかなりラクです。これを付けて擦ると簡単にサビが取れます。
インパクトドライバーなんて持ってない…
そんな方は、パーツクリーナーを使いながらワイヤーブラシや真鍮ブラシで擦って綺麗にしましょう。
あまりにも頑固なサビが出ている場合は、紙ヤスリなども有効です。
まとめ
ホイールスペーサーが外れずに、困っている方は参考にしてみて下さい。
どれだけ引っ張っても、マイナスドライバーを叩き込んでもびくともしないスペーサーが外れます。
もちろん、スルリと外れはしませんが無理せずに時短で外す事が可能です。
それでは。
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