ワイパーアームを外そうと思ってナットを外したのに、ワイパーアームが固くて外れない…
こんな悩みに直面する方は少なくありません。
新車時から、一度もワイパーアームが外されないことも珍しくなく、ワイパーアームの固着は良くあるのです。
そこでこの記事では、固着してしまって外せない、ワイパーアームを力も時間も使わずに外す方法についてお話しします。
方法は2つあります。
力尽くで外すのは禁物
ワイパーアームが外れないからと言ってムキになると、ガラスを割ってしますケースもあります。
マイナスドライバーなどを使って、テコの原理を使うのはやめましょう。
手で無理矢理引っ張ったり、ワイパーアームを持って揺らしたりする行為も、シャフトが曲がる原因に繋がります。
固着したワイパーアームの外し方
冒頭でお伝えした通り、固着したワイパーアームの外し方は、2種類あります。
- タイロッドエンドプーラーを使う
- ギアプーラーを使う
このどちらかを使うと、固着して外れなかったワイパーアームが嘘だったかのように外れます。
どちらを使うべきかは、車体の様子次第で選択するのが理想です。
リアのワイパーアームには、ほぼ確実にギアプーラーが使えますが、フロントの場合スペースが狭くてギアプーラーが使えないケースもあるので注意。
タイロッドエンドプーラーを使う
タイロッドエンドプーラーは、その名の通りタイロッドエンドを外すための工具です。
これを、ワイパーに挟み込ませて、ワイパーのシャフトを押し込むと、ワイパーアームが浮き上がるように外れます。
※画像は先日BMWのワイパーを外した際のもの。
タイロッドエンドプーラーを噛ませて、ボルトを締め込むとワイパーはスーッと浮き上がり外れます。
ギアプーラーを使う
ちなみにコチラがギアプーラーです。
ワイパーアームを外し仕組みは、タイロッドエンドプーラーと全く同じ仕組みです。
2本の爪でワイパーアームの付け根を押さえておき、シャフトを押し込む形を取ることで、ワイパーアームが浮き上がり外れます。
ギアプーラーの場合、爪の幅を任意に変えることが出来るので、使い勝手は良好です。
まとめ
ワイパーアームが固着してしまって外れないケースはよくあります。
そのような状況下では、絶対にドライバー等は使わなことをお勧めします。実際にガラスを割ってしまうという最悪の事態を引き起こした友人を知っているからです。
そんなドジする奴いるのかよ!
そんな風に思う方も多いでしょうが、実際にいます。何度か知らない人ですが、SNS上でも見かけた事が…
- ギアプーラー
- タイロッドエンドプーラー
どちらかを使って外すようにしましょう。プーラーを使うと固着がまるで嘘だったかのように簡単に外れます。
どちらも持っていない…
そのような方は、ギアプーラーの方が多様性が強いので、ギアプーラーの購入がおすすです。
しかし、購入前には、ギアプーラーが使えるだけのスペースがあるか否かを確認してから購入しましょう。
それでは。
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