ホイールの逃げがあるか事前に確認した方がいいよ!と言われたのですが、ホイールの逃げって何?
車を触りだしてから、まだ日が浅いとそんな疑問を持たれる方も少なく無いと思います。
何から逃げるんだよ。ってね。
そこでこの記事では、ホイールの逃げって何?そんな疑問について画像付きで解説していきます。合わせてその逃げが何に役立つのか?ここについてもお話ししておきます。
ホイールの逃げとは?
ホイールの逃げとは、ホイールの裏面(ディスクローターに接する面)の凹みを意味します。
画像を見て貰った方が早いと思いますので、画像を載せておきます。
画像の矢印部分の凹みを【ホイールの逃げ】と言います。
ハブボルトの穴に通す穴の両サイドが凹んでいるのが確認出来ると思います。
このホイールの逃げは、ホイールの種類(メーカーやデザイン)によってあったり無かったりします。※必ずあるものではありません。
余談ですが、ホイールのpcdがマルチ(複数のpcdに対応するように穴を空けてあるホイール)の場合は高確率で逃げがありません。
※逃げが出来る部分にも穴が空くので、物理的に逃がせないよね。
ホイールの逃げはいつ役に立つ?
ホイールの逃げがあって良かったな〜。
こんな風に感じるのは、ワイドトレッドスペーサー(ワイトレ)を使用する際に起こります。
ワイトレの厚みにもよりますが、スペーサーからハブボルトやナットが飛び出すケースがあります。
この時、ホイールの逃げがあると、ハブボルトが飛び出していたりナットの頭が飛び出ても、そのままホイールを固定する事が可能です。
ホイールの逃げがワイトレを固定する車体のハブボルトに重なるためです。
画像は欧州車にPCD変換を使用している図ですが、ボルト部分にホイールの逃げが重なっていますよね。
正直、ホイールの逃げはワイトレを使用しない限り、何も気にすることはありません。
ホイールの逃げは有無だけでは無く深さも大事
ホイールの逃げがあるか否かで、ワイトレからハミ出すハブボルトやナットを交わせるのは事実ですが、それだけでは無いです。
ホイールの逃げが合っても、その逃げの深さも重要です。
つまるところ、ホイールに逃げがあっても、ハブボルトやナットの飛び出し量を上回る深さの逃げがないとかわしきれないよね。というお話です。
ハブボルトやナットが明らかに飛び出すようなケースだと、ホイールによっては逃げがあってもかわしきれない場合もあるので深さも確認することをお忘れなく。
逃げがある場合でも、画像のように数ミリ程度の逃げしかない場合もあります。
まとめ
ホイールの逃げは、ホイールの裏面をみてハブボルトに通す穴の横に凹みがあるか無いかで判断する事が可能です。
もし、ホイールの逃げを確認したい場合は、1度ホイールを外して確認してみて下さい。
ホイールを外さなくても、ホイールとディスク部分の接続部分を見ると確認することも可能です。※逃げが有るか無いかぐらいは。
記事中でもお伝えしましたが、ホイールの逃げの有無だけでは無く、【深さ】も意識しなければいけないケースもありますのでそこだけ注意です。
それでは。
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