少し前から、友人の頼まれもので、復刻版ダックス(AB26)を預かっていることもあって、初期型ダックスのフレームと比較してみることに。
そこでこの記事では、初期型ダックスと復刻版ダックスのフレームを比較して、それぞれ異なる箇所について簡単に紹介していきます。
復刻版ダックスの購入を検討されている方の何か参考になれば幸いです。
初期型ダックスと復刻版ダックスのフレームの違い
初期型ダックスと復刻版ダックス(AB26)のフレームを比較してみて、大きく異なる箇所は以下の通りです。
- サイドグリップ
- シートキャッチの取り付け
- ネック左側のタップ穴無し
- ヘルメットホルダー取り付け穴の有無
2つのフレームを並べて確認しても、正直フレーム本体の形状に関してはほとんどぱっと見で分かるような変更はありません。
シートのロック機構が異なるため、そこだけフレームの形状が異なります。復刻版ダックスのシートは、シート側にピンがついており、そのピンがフレームの穴に刺さることで固定されますので、ブラケットが新設されています。
※復刻版ダックスの場合は、シートキャッチのロック機構は鍵になっています。
初期ダックスのシートキャッチは、フレームからレバーが飛び出す形で取り付けされるため、フレームに穴が空いていますが、復刻版ダックスのフレームには穴がありません。ただ、溶接されているブラケット部分は同じものが使用されているため、そこを目安に穴を開けてやれば、初期型のシートをつけてシートキャッチの取り付けも可能ですね。
▪️初期型のシートキャッチ
カスタムされている方の多くが、オイルクーラーのステーを固定するために使用している、フレームのネック箇所にあるM6のタップが空いていないのも変更点の1つです。
復刻版ダックスのフレームでも初期型風のカスタムは可能
初期型ダックスのフレームも復刻版ダックスのフレームも大きな形状の変更点はないため、復刻版ダックスのフレームをベースにカスタムを始めても、そこまで大きな問題は出ないかな?というのが主観です。
フロントフォークは問題なく、初期型のフロントフォークが取り付け出来ますし、リアフェンダーの取り付け穴の位置も同じなので、兜フェンダーも取り付け出来ます。

もちろん、テールランプの取り付け位置も同じですので、初期型の流用OKです。
復刻版ダックスには無い、サイドグリップの取り付け穴とオイルクーラーの固定ステー部分のタップに関しても、穴を開けてナットリベットを打ち込んでやれば、初期型と同じカスタムが可能です。

まとめ
今回初めて、初期型ダックスのフレームと復刻版ダックスのフレームをまじまじ見比べてみましたが、全体的なフレーム形状に関しては、まるっきり同じと言っても良いぐらいです。
一番大きく異なる点は、シートの固定方法が異なるぐらいかなと思います。
あとは、穴の有無が多少異なるぐらいで、初期型風にしたければ十分リカバリーができる程度の問題かと思いますので、そこまでカスタムの足枷にはならないかなと個人的には思います。
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