先日、モンキーのマフラーにサーモバンテージを巻き付けたところ、このような質問を頂きました。
マフラー(エキマニ)にサーモバンテージを巻くと、マフラー音は変わりますか?
そこでこの記事では、マフラーにサーモバンテージを巻き付けると音(排気音)は変わるのか?と言うテーマでお話ししていきます。
結論、音や音量に変化はありませんが、例外もあります。
サーモバンテージを巻くと音が変わる?
マフラー(エキマニやエキパイ)にサーモバンテージを巻いても、ほとんどマフラーから出る排気音には変化はありません。
マフラーの材質や使用しているマフラーによっても状況は変わるかもしれませんが、基本的には排気音に変化は無いと思っていた方が良いかと思います。
先日、サーモバンテージを巻き付けたモンキーのマフラーは何も音の変化は無し。また、マフラーの温度が上がることで、マフラー(パイプ)が熱膨張するので排気音が大きくなるのではないか?と考えている人もいらっしゃいますが、そこも変化はありません。
※もしかしたら、測定器を使用して数値で比べたら多少の変化が現れるのかも分かりませんが…。耳で聞く分には変化を感じるようなことはまず無いと思います。
ただ、場合によっては、サーモバンテージを巻き付けることによって、マフラー音が変化する場合もあります。
マフラー音が変わるケース
エンジンの回転数を上げた際に、マフラーが共鳴しているようなケースにおいては、サーモバンテージを巻いてやることによって、マフラーの共鳴(振動)が抑えられることによって、マフラー音が変わる場合があります。
ステンレスやチタン製のマフラーにありがちだったりします。パイプの肉厚が薄い安物のマフラーなんかにもありがちだったりしますね…。
エンジンの振動がそのままマフラーに伝わり、共振してしまっているような場合に、共振を抑える目的でサーモバンテージを巻き付けている方もいらっしゃったりするぐらい。
車の場合は、エキパイではなくエキマニにサーモバンテージを巻かれるケースが一般的ですが、共振を抑えるためにエキパイ側に巻いている人もいたりします。
このようなケースにおいては、サーモバンテージを巻き付けることで、共振が無くなり、結果的に排気音が変化する場合もあると思います。
正確に言えば、マフラー音が変わると言うよりは、共振していることで出ていたノイズが消えて、結果的にマフラー音が変化したような気になる。と言うのが正解かもしれませんが…。
まとめ
中には、サーモバンテージを巻いたことでマフラー音が変わった。と言う意見を耳にすることもありますが、個人的には車のエキマニにサーモバンテージを巻いても、バイクのエキパイにサーモバンテージを巻いてもマフラー音に変化はない。と言うのが個人的な感想です
ただ、使用されているマフラーの材質や種類によっては、音が変わることもあるかもしれません。
特に、エンジンの振動に共振してマフラーが共鳴してしまっているような場合は、サーモバンテージを巻き付ける場所によっては共鳴しなくなり、マフラー音が変化することがあるのは事実です。
そもそも、マフラー(エキマニやエキパイ)にサーモバンテージを巻き付ける目的は、排気音の変化ではないかと思うので、そんなに音を気にしなくても良いんじゃない?と言うのが個人的な意見です。
それでは。
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