今回はダックス(シャリー)のフロントブレーキディスク化についてお話していきます。
ダックスのフロントブレーキディスク化には大きく分けて2通りのやり方があります。
- 中華製ディスクハブを使う
- モンキー用ディスクハブを使う
基本的にはフロントディスクブレーキ化するためにはこの2通りのやり方があります。
ちなみに僕のダックスは1つ目の中華製のディスクハブを使ってディスクブレーキ化を行いました。
これにはキチンとした理由がありますのでその辺りも踏まえながらディスクブレーキ化する方法についてお話していきますね。
今回のお話は中華製のディスクハブを使ったディスク化方法がメインになります。
中華製ディスクハブを使う理由
中華製のパーツは嫌がる人も多いのが事実。しかし、僕はあまり周りの声を気にしないタイプの人間なのである1つの理由で中華製のハブを使います。
その理由は国産メーカーからはダックス・シャリー用の通称4本ハブが売り出されていないのです…
どうしてもダックス・シャリーは純正形状の4本ハブは譲れないという理由で中華製のハブを使用しています。
またモンキー用のハブを使うためにはハブスペーサーを取り付ける事になり、それをやってしまうとリアとハブ形状が合わないため前後のバランスが悪くなってしまいます。
そうなれば必然的にリアも同じようにモンキー用のディスクハブを購入してディスク化しなければ多分気が済まなくなるでしょう…
ディスク化する為に用意するもの
- 中華製ディスクハブ
- ブレンボカニキャリパー (84ミリ)
- キャリパーサポート ( 取り付け84ミリ)
- ディクスローター(160ミリ)
- マスターシリンダー
- ブレーキホース
- ブレーキバンジョーボルト
- ブレーキフルード
ディスク化に必要になるパーツはざっとこんな感じです。
注意する点は、キャリパーとキャリパーサポートの取り付けピッチです。ここをしっかり合わせないといざ取り付けよう!となった時にキャリパーが取り付け出来ません。
僕と同じようにブレンボ製のキャリパーを取り付ける場合は『取り付けピッチ84ミリ』です。
キャリパーサポートとディスクローターのサイズにも兼ね合いがあります。ディスクローターとキャリパーサポートを購入する場合そこにも注意して下さいね。
※キャリパーサポートの商品説明に何ミリのディスクローターに対応しているか説明書きがあります。
ブレーキホースとバンジョーボルトは自分がブレーキラインをどう取り回したいかによって長さや角度が変わってきますので車体にキャリパーを取り付けてから考えても良いと思います!
ブレーキホースの長さは取り回しに大きく影響します。僕の場合はホームセンターで細めの針金を購入し、取り回しを針金で決めて、その針金を真っ直ぐに伸ばした長さを測定し、購入しました。
こうすればホースの長さを失敗する事は少なくなると思います!!
ディスク化の注意点
- ブレンボは正規店で購入する
- 中華ハブはヤマハピッチ
この2つについて、少し詳しくお話ししていきます。
ブレンボは正規販売で購入する事!
少し余談になりますが、ブレンボ製のキャリパーは必ず正規販売で購入する事を強くお勧めします。
ブレンボ製のキャリパーは偽物が多く出回っている為、安いからと言ってネットで購入すると偽物の恐れがあります。
ほぼ定価での購入になってしまうかもしれませんが、『ナップス・2りんかん』と言ったお店を構えている店舗に足を運んで購入しましょう。
ぱっと見の見た目では、本物か偽物の区別が付きにくいです。またネットショッピングの場合写真に本物を使われている場合がほとんどだと思います。
くれぐれも注意して下さい。
ちなみに偽物を使っていた方の事例で、フルードのエアーが抜けなかったり、走行中にキャリパーのピストンが飛び出しフロントがロックしてしまい、転倒してしまった方もいらっしゃいます。
ブレーキは走行にとても大切なシステムになるという事を頭に良く入れておいて下さいね。
中華ハブはヤマハピッチ
これは結構有名な話ですが、知らない人の為に少しお話しておきますね。モンキー用の国産メーカーからディスクハブを購入して使う場合には関係の無い話ですが…
中華製のダックス・シャリー用ハブを使う場合は【ディスクローターの取り付けピッチ】に注意して下さい。
国産メーカーから出ているものはディスクローターの取り付けピッチが『ホンダのピッチ』ですが、中華製のハブは『ヤマハのピッチ』になっています。
ディスクローターのピッチはメーカー(ホンダ・ヤマハ・スズキなど)によって異なり、別メーカーのものはピッチが違う為ディスクローターの流用が出来ません。
中華製のハブはダックス・シャリー用に限らず、モンキー用でも【ヤマハピッチ】になっています。理由は分かりません。
そのためディスクローターは購入する際はヤマハ車用の商品を購入しましょう!
ちなみに僕のダックスは『JOG』用のモノを使っています。正直何用でもヤマハ車なら構いません。意識する時はローターのサイズです。
購入するキャリパーサポートが何センチのローターに対応するかを良く確認してディスクローターを購入して下さい!
取り付け
取り付けはフロント周りをばらし、今使っているドラマハブとディクスハブを交換してフロント周りを組み替えます。
この時、キャリパーサポートと合わせて組み込むのを忘れずにね!キャリパーサポートにも厚みがありますので、サポートの厚みを考えハブとサポートのあいだに入れるカラーの厚みを計算します。
取り付けるとこんな感じです。
10インチだとキャリパーとホイールのクリアランスがあまり無いので脱着時にホイールに傷が付いてしまう恐れがありますので気になる方はホイールにマスキングテープを貼っておくと良いと思います。
ブレーキローターはブレーキングのウェーブローター(155ミリ)を使っています。
サポートが160ミリ用なので、少し当たりが弱くなりますが、多少なのでブレーキ性能にはそこまで影響しません。
真似される方は自己責任でお願いします。
ここまできたら後はマスターシリンダーとキャリパーを繋いで、ブレーキフルードを入れエア抜きを行います。
ブレンボ製のカニキャリパーは車体に取り付けた状態ではエアーが抜けません!カニキャリパーは車体に取り付けた状態では、エア抜きのニップルが下を向いてしまう為です。
エアーは上に上に向かいますので、一旦サポートから外してエア抜きニップルを上には向けてエア抜きを行なって下さい!
※マスターシリンダーはNISSINの1/2
ブレーキフルードは何を使ってもいいと思います。今回はカラフルなフルードを使ってみたかったので、コチラのブレーキフルードを投入してみましたー。
ディクス化の費用
- ディクスハブ 5000円
- マスターシリンダー 12000円
- ブレーキローター 8000円
- キャリパー 15000円
- キャリパーサポート 8000円
- ブレーキフルード 2000円
- ブレーキホース 2000円
- バンジョーボルト 5000円
今回掛かった費用はこんな感じです。合計約57000円でディクス化に成功しました。
使うキャリパーやマスターシリンダーによって金額は大きく左右すると思いますので参考程度ですが…
まとめ
フロントのディスク化は案外簡単に出来てしまいます。
中華製を使うことになってでも純正スタイルのハブを使うか、スペーサーを使ってモンキー用ディスクハブを使うかは好みの問題だと思います。
ディスク化されている『ダックス・シャリー』を観察して考えるのもいいかもしれませんね。
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