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キャンバーを起こす5つの方法『諦めていたあなたへ』

キャンバーを意図的に付けたい人もいれば、車高を下げたことによって付いてしまったキャンバーを【起こしたい!】と考える人も多いです。

 

車によっては車高を下げると付けたくも無いキャンバーが勝手に付いてしまう場合もあります。

 

そんな方に向けて【キャンバーの起こし方】を紹介していきます。

 

■こんな人におすすめの記事

  • 車高を下げたらキャンバーが付いちゃった…
  • 買ってきた中古車にキャンバーに付いている…

キャンバーを起こす5つの方法

キャンバーを起こしたい!と考える人の多くは【アーム車】に乗るオーナーさんが大半だと思います。

 

しかしこの記事ではアーム車だけでは無く、ストラット車やアクスル車で使えるキャンバーの起こし方についても解説していきます。

 

▪️ストラット車の場合

  • ピロアッパーマウント
  • キャンバーボルト

 

▪️アクスル車の場合

  • キャンバープレートを使う

 

▪️アーム車の場合

  • アッパーアームを延長する
  • ロアアームを短縮する

 

ピロアッパーマウント

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ストラット車に置いてピロアッパーマウントはキャンバーを付けるためにもっともよく使われるパーツです。

 

車高調のメーカーによっては初めから取り付けられているモノも多いです。

 

ピロアッパーマウントはキャンバーを付ける物では無く、【キャンバーを調整するためのもの】です。

 

当然、キャンバーを付けるだけでは無く、起こすことも可能です。

 

ピロアッパーマウントをよく見ると、左右均等に調整幅がありますよね。(中には非対称の物もある。)

 

これを使って、車高調を車体側から離れる方向へ調整してあげればキャンバーを起こす事が可能です。

 

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1つだけ注意点を挙げておくと、セダン車によく使われているダブルウィッシュボーン式サスペンションの場合はピロアッパーマウントでのキャンバー調整は出来ません。

 

詳しくはコチラの記事をご覧ください。

 

www.send-freedom.com

 

キャンバーボルトを使う

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キャンバーボルトと聞くと、キャンバーを付けるイメージがかなり強いですよね。

 

むしろ、キャンバーを起こすためにキャンバーボルトを使う人はあまりいないと思います。

 

しかし、キャンバーボルトはキャンバーを付けるためだけでは無く、キャンバーを起こすためにも使える部品です。

 

キャンバーボルトは金額も安く、ピロアッパーマウントが付いていない…そんな方にはとっておきの方法かもしれません。

 

ちなみにコチラのキャンバーボルトはプラマイ【1.75度】の調整キャパがあるようです。

 

 

どんなキャンバーボルトにもマイナス方向(キャンバーを起こす)に振ることは可能です。キャンバーを起こす方向にナックルを傾ければ良いだけなので。

 

キャンバープレートを使う

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アクスル車でよくある悩みが、加工アクスルを取り付けたものの、スタッドレスタイヤを履かせるためにキャンバーを起こしたい…と言う声を耳にする事があります。

 

キャンバー調整ができる加工アクスルもあれば、キャンバー固定式で調整が出来ない人もいますよね。

 

そんな方には【キャンバープレートの使用】をお勧めします。

 

キャンバープレートってキャンバーを付けるための部品じゃん!!と思う方が大半だと思いますが、キャンバーを起こす事も可能です。

 

やり方は簡単で、キャンバープレートを逆向きに使います。逆向きにキャンバープレートを使う事でポジティブ方向へのキャンバーが付き、今付いているネガティブ方向のキャンバーをかき消す事が可能です。

 

 

アッパーアームの延長

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アッパーアームを純正調整よりも長くしてあげる事でキャンバーを起こす事が可能です。

 

基本的には、アーム車の場合【アッパーアーム】を使ってキャンバーを起こす事が大半です。

 

【調整式のアッパーアーム】を調べてみると、商品説明欄に純正アーム比が記載されています。

 

ものによっては+方向への調整幅がない場合もありますので、購入時はその辺りに気を付けてましょう。

 

 

ロアアームの短縮

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最後にロアアームです。ロアアームは純正アームの長さよりも短くしてあげる事で、キャンバーを起こす事が可能です。

 

ロアアームもアッパーアーム同様に調整式のアームを取り付けるのですが、購入前に調整幅の確認を行いましょう!

 

ただし、アーム車の場合ロアアームよりもアッパーアームでキャンバー調整をしてあげる方がコスパが良い場合が多いです。

 

理由は、ロアアームにはバネが乗っかたり、車高調が取り付けられたりと、ロアアームの方がアッパーアームに比べて形が複雑だからです。

 

その分、調整式のロアアームの方が金額が高くなる車種がほとんどです。

 

そんな理由からロアアームでは無く、アッパーアームを延長してキャンバーを起こすのが一般的なやり方です。

 

とは言えロアアームでキャンバーを起こすことも可能なので、そこはご自身の車に合ったやり方で行いましょう!

 

純正ロアアームでキャンバーを起こせる場合も

ロアアームよりアッパーアームでキャンバーを起こす方が現実的ですが、車種によっては純正ロアアームのままキャンバーを起こす事が出来る車もあります。

 

車種によっては、ロアアームの取り付けボルトが『偏心ボルト(カム式)』になっています。

 

こちらは以前に乗っていたミニクーパーです。僕自身が過去に携わった車だとトヨタのクラウン系統のロアアームにも偏心ボルトが採用されていました。

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その偏心ボルトの調整幅を使ってキャンバーが起こせる車もあります。

 

まずはご自身の車のロアアーム取り付けボルトを確認してみましょう!

 

まとめ

キャンバーの起こし方ってあんまりネット上に情報が無いですが、やり方さえ知っていれば簡単に起こす事が可能です。

 

キャンバーを起こしたいという悩みを抱えるユーザーはアーム車にお乗りの方が多いと思いますので、その場合【調整式のアーム】を導入してあげれば解決する事が可能です。

 

それでは!

 

 

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