メーカーによって、クーラント液の色が違うけど、色の違いって何だろう?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、クーラントの色の違いについてお話ししていきます。また、違う色のクーラントを混ぜてはいけない理由についてもお話ししていきます。
クーラントの色の違い
クーラントに付けられている色の違いは、シンプルに見た目が違うだけです。緑色のクーラントも赤色のクーラントも中に入っている成分も性能も基本的には全て同じです。
何か理由があるかもしれませんが、それぞれのメーカーが好きな色を着けているだけです。
- トヨタ 緑
- ホンダ 青
- スズキ 赤
少し余談ですが、クーラントに色を着けている理由は、クーラントが漏れてた際にクーラントが漏れていることにすぐに気が付けるようにするために色が着けられているだけです。
赤色と緑色のクーラントがそれぞれ在庫があったので、裏面を確認してみると…
▪️赤色(ピンク)
▪️緑
互いの裏面を確認して、クーラントの中身(成分)を見れば分かりますが、緑色であろうと赤色であろうと使っている成分は全く同じものです。
もちろん、クーラントのメーカーや種類によっては多少中身が異なることもあります。ただ、それは色が異なることが理由ではありません。
違う色のクーラントを混ぜてはいけない理由
クーラントを交換したり、補充する際に違う色のクーラントを混ぜて使用することは基本的にはNG行為です。
同じ成分、同じ性能であれば、別に混ぜて使用しても良いんじゃないの?
確かに、赤色と緑色のクーラントを混ぜて使用しても、車には何も問題は起こりません。問題なく、走行することが可能です。ただ、色を混ぜてしまうと、クーラントの色が汚くなってしまうため、クーラントが劣化して汚れているのか?判断が出来なくなってしまうため、違う色のクーラントを混ぜて使用することはありません。
ちなみに、緑色のクーラントと赤色のクーラントを混ぜてみると、下の画像のような色になります。
これでは、クーラントが汚れているのかどうかの判断はしずらいですよね…。そういう理由で、違う色のクーラントは混ぜてはいけません。
クーラントは自分で交換するし、定期的に交換するから汚れが分からなくなっても構わない。という方は混ぜて使用しても良いですが、あえて違う色のクーラントを入れる理由は無いと思います。
緊急時に、どうしても手元に違う色のクーラントしかなくて…。
そんなケースであれば、違う色のクーラントを入れても問題無いですが…。
まとめ
クーラントの色の違いは、シンプルに見た目が異なるだけです。クーラントの中に含まれている成分に関しては同じものになるので、別の色を入れても車的には何も問題はありません。
もし、どうしてもクーラントの色を変えたい。と思うのであれば、緑色のクーラントが使用されている車のクーラントを全て抜いて赤色のクーラントを使用しても問題はありません。
ただ、違う色同士のクーラントを混ぜて使用してしまうと、記事中でもお見せしましたが、色が茶色になってしまいクーラントが劣化し汚れているのかよく分からなくなってしまうため、基本的には混ぜて使用することはありません。
それでは。
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