モンキーのエンジンを中古で購入したのですが、フライホイールが手で回りません…。これは何が壊れているのでしょうか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーやカブのフライホイールが回らない原因について紹介していきます。
【モンキーやカブ】フライホイールが回らない原因
モンキーやカブのフライホイールが回らない理由は、ピストンが焼き付いたり長年の放置によってサビによって固着していることが原因であるケースが多いです。
一度だけ、フライホイールが手で回らないエンジンに遭遇したことがありますが、その時の原因は、エンジンが雨晒しの状態で外に長年放置されていたのか?燃焼室に水が入り込んでことが原因と思われるサビが原因でした…。
つまるところ、ピストンとシリンダーが張り付いてしまっているため、クランクシャフトが回転することが出来ず、フライホイールが回らないという状態です。
少しもフライホイールが回らない場合は、このケースの可能性が高いかと思われます。
半回転ぐらいは回せるケース
フライホイールを手で回そうとすると、半回転ぐらいは回るけど、そこから回らなくなる。
このようなケースにおいては、以下の原因が考えられます。
- 圧縮によってフライホイールが回りにくいだけ
- バルブとピストンが干渉している
- ピストンとプラグが干渉している
試しに、プラグを抜いてフライホイールを回してみて下さい。これで、ピストンが上下運動をする際に圧縮が掛からなくなりますので、正常なエンジンであれば、フライホイールがスルスル回せるようになります。
プラグを外した状態であっても、症状が変わらない場合は、バルブとピストンが干渉している可能性があります。
バルブとピストンの干渉に関しては、バルブタイミングが合っていない状態だと、このようなケースが起こり得ます。
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プラグとの干渉に関してですが、本来プラグとピストンが干渉することはありません。しかし、対応品番と異なるプラグを入れてしまっていたりすると、プラグの全長が長過ぎてピストンとプラグが当たります。
まとめ
モンキーやカブのフライホイールが回らない原因に関しては、焼き付きやサビによって、ピストンとシリンダーが固着しているケースが考えられます。
腰上をバラしてみないことにはなんとも言えませんが…。
半回転ぐらいは、フライホイールが回るよ。というケースにおいては、以下の原因が考えられます。
- 圧縮によってフライホイールが回りにくいだけ
- バルブとピストンが干渉している
- ピストンとプラグが干渉している
それでは。
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