先日から、真鍮製のパーツ増量月間が開始され、くるくるハンドルのノブを真鍮にて自作してみました。
比較的、簡単にワンオフノブの自作が可能ですので、ワンオフノブの作り方はシェアしておこうかと思います。
用意するもの
- ノブ本体になる丸棒
- M8タップ
- 6.8〜7ミリのドリル(タップの下穴)
- M8ボルト(寸切りボルト)
- 万力(バイス)
今回は、真鍮製のノブをワンオフ製作したかったので、こちらの真鍮インゴットを使用し、ノブの製作をしています。
純正のくるくるノブとおおよそ同じ外径ぐらいにしたかったので、40ミリの丸棒を使用しましたが、大きくすることも小さくすることも可能です。
ここの真鍮丸棒は、細かくサイズごと商品化されているので、このような機会ではとてもありがたい商品です。カットする手間が省けます。金額も安いし。(おそらくインゴットだから安い?)
【モンキー】ワンオフくるくるハンドルノブの自作
まず初めに、ノブの本体となる丸棒の中心にタップの下穴を開けてやり、そこにM8(P1.25)のタップを立ててやります。これでほとんどワンオフノブの製作が完了と行っても過言ではありません。
あとは、ホームセンター等で売られている、頭がない全ネジになっているロングボルト(寸切りボルト)を必要分にカットし、先ほど立てたタップにねじ込んでやるだけ。
ノブにねじ込むボルトに関しては、先端に少しだけテーパーを付けておくのがお勧めです。(ハンドルに入る側)
こうしておいてやると、ハンドルにボルトが入りやすくなりますので、ハンドルのネジ山を痛めにくくなります。せっかく手をかけて製作した部品が、ハンドルをダメにしていては元も子もありません。
これで完成でも良いですが、これだとちょっと味気ないので、ここに少しだけ手を加えて面取り加工だけ追加します。
先ほど捻じ込んだボルトを、インパクトレンチやドリル、ボール盤等に直接チャックし、ノブ本体を回転させた状態で、紙やすり等で角を落としてやります。
※画像は、また別のものを制作中の様子ですが、イメージはこれ。
これでくるくるハンドルのノブが完成です。手の込んだものを作りたくは、旋盤やフライス、マシニングセンターと言った切削機械が必要になってきますが、このぐらいシンプルなものであれば、特殊な工具がなくとも自作することが可能です。
今回は、真鍮の丸棒から作りましたが、当然アルミでも製作可能です。
もしかしたら、気分でアルミで製作し直すかもしれません。
アルミ製で作りたい場合は、今回使用した真鍮のインゴットのように、短い長さでの販売はないかも。そのため、高速カッター等を使用し、材料を切り出し、面を整える必要があるかもしれません。
まとめ
手の込んだワンオフ品を自作した方には、あまりお勧めはしませんが気軽にワンオフ部品の製作を試みた方にはお勧めです。
今回、製作したようなシンプルな金属製ノブはあまり出回らないので、自分で製作してみるのが良いかもしれませんね。それほど難しい作業ではありませんし、仮に揃えなくてはいけないものと言ったら、タップのセットぐらい。
タップのセットは、バイクや車好きの方であれば、1セット持っていて絶対に損はありませんので、今後のことを考えても良いかな?と思います。少なからず、僕は良く使います。リタップのに。
マーシャルのネコ型のワンオフノブとかであれば、よくオークション等に出てきますが…。
それでは。
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