先日、友人よりムーヴコンテに足回りを組み付けてほしいとお願いされましたので、一通り足回りの組み付け作業を行いました。
そこでこの記事では、フロントの車高調取り付けについて紹介していきます。
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使用する工具
- ラチェット
- ソケット(10、12、17ミリ)
- メガネレンチ(17ミリ)
- スピンナーハンドル
- クリップ外しとラジオペンチ
フロントの車高調取り付け
フロントの車高調取り付け作業は以下の作業手順で作業していきます。
- ジャッキアップする
- ABSセンサーを外す
- ブレーキホースを外す
- 下側のボルトを2本外す
- アッパーマウントのナットを外す
- 車高調を取り付ける
ジャッキアップポイントについては、こちらの記事で紹介していきます。もし不安な方はこちらをご覧ください。
センサー類を外す
まず始めに、ストラット部分に固定されている、ブレーキホースとABSセンサー部分の取り付け箇所を取り外していきます。(合計3箇所です。)
ストラット裏側にあるボルト2本は、ABSセンサー側が10ミリ。ブレーキホース側が12ミリです。
ストラットの真横にあるこちらのクリップについては、この状態でクリップ外し等でこじってしまうと、クリップが破損します。そのため、下側のボルト2本を外して、ナックルを下側にずらした状態で裏からラジオペンチ等で摘んで外します。
下側のボルトを2本外す
ストラットとナックルを固定するボルト2本を外すと、ナックルをストラット部分から取り出すことが出来ます。
この時、ロアアームにジャッキをあてがい、ナックルを下にずらしたあとストラットの真横にナックルを置いておくイメージで作業すると、ドライブシャフトの脱臼防止に繋がります。(ダイハツ車であれば、それほど脱臼の心配は無いですけどね…。脱臼しないわけでもありません。)
先ほども紹介しましたが、この状態になったら、ストラットの裏からABSセンサーのクリップを取り外して下さい。裏からつまみながら押し込んでやれば、簡単に取り外すことが可能です。
アッパーマウントの取り付けボルトを外す
この年式のダイハツ車は、カウルトップを外さないとアクセス出来ない車も多いですが、ムーヴコンテの場合はそのままアクセスできるので上の画像のようにラチェットと12ミリのソケットでアッパーマウントの固定ナット2本を外すことが可能です。
左右とも、工具のアクセスは容易です。
ここを外すと、ストラットが下に落ちるので、片手でストラットを持ちながらナット2本を取り外します。
車高調を取り付ける
純正のストラットが取り外せたら、車高調を逆の手順で取り付けてやればOKです。
両輪ジャッキアップし、リジットラックに乗せて足回りを浮かせてある状態ですが、今回の車両はスタビライザーが付いていませんので、片側ずつストラットを取り外し、車高調の組み付けを行っています。
※カスタムで付いていないので、オプションなんですかね?
これで車高調の取り付けは完了です。
車高調取り付けと同時に、カム式のキャンバーボルトも取り付けしております。
まとめ
ストラットですので、それほど大変な作業ではありません。スムーズに作業すれば1時間以内で車高調の取り付けが可能です。
ちなみに今回取り付けた車高調は、RSRさんのブラックIモデルになります。
下げ幅はかなりあるので、車高を下げたいユーザーにはお勧めですね。RSRさんの車高調には調整式ピロアッパーの設定がありませんが、今回の車高調は、加工して調整式ピロアッパー仕様になっています。
▪️使用している調整式アッパーマウント
それでは。
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