先日、R56ミニクーパーのブレーキ警告灯が点灯して、ブレーキパッドの残量を確認すると、ブレーキセンサーが削れてしまっている状態でしたので、パッドの交換作業を行いました。
それに伴い、ブレーキ警告灯のリセット作業も合わせて行いましたので、この記事では、R56ミニのブレーキ警告灯の消し方について紹介していきます。
ブレーキ警告灯が消えない原因
ブレーキパッドが摩耗し、ブレーキセンサーが同時に削れていくと、メーター内の液晶にブレーキ警告灯が点灯することがあります。(サイドブレーキの警告灯)サイドブレーキを解除しても、サイドブレーキを引いている状態と、メーター内の様子が変わらない状態です。
これは、ブレーキパッドがなくなり、センサーが断線した際に起こる症状です。
すでにブレーキパッドの交換が済んでいる、もしくはブレーキパッドの残量を確認したという人以外は、ブレーキパッドの残量を確認して、ブレーキパッドの交換が必要です。


また、この警告灯は一度点灯すると、ブレーキパッドを新品に交換して、パッドセンサーを新しくしても、自然に消えることはありません。そのため、一度この警告灯が点灯した際には、自分でリセットしてやる必要があります。
※車の知識がなくても、誰にでも簡単にリセットすることが可能です。
【R56ミニ】ブレーキ警告灯の消し方
上の画像は、ブレーキパッドが摩耗し、パッドセンサーが削れたことによってブレーキ警告灯が点灯しているメーター内の状態です。ちなみに、画像はサイドブレーキは解除した状態。
この警告灯の消し方は以下の通りです。
- イグニッションをONにする
- BCボタンを数回押して【SET/INFO】を表示させる
- BCボタンを長押しする
- BCボタンを押して【SERVICE INFO】を表示させる
- BCボタンを長押しする
- BCボタンを押してリセットしたい項目を表示させる(イラスト)
- BCボタンとリセットボタンを同時に長押しして【RESET】を表示させる
- BCボタンを長押しする
文章にすると、工程がとても多く面倒に感じるかもしれませんが、実際にやってみるとすぐに出来ます。
多用する【BCボタン】とは、ウインカーレバーの先端にあるボタンです。(画像の矢印部分)
イグニッションをONの状態は、鍵を差し込み、ブレーキやクラッチを踏まずに、プッシュボタンを一回押した状態です。この状態で液晶画面が以下のようになるまで、待機したあと上の内容を順番に作業していけばOKです。
ちなみに、上の画像はフロントブレーキのイラスト。リアブレーキのイラストは、少し判断しにくいですが、もう少し車の形状が丸っこいやつになります。
この画面まで持って来れたら、下の画像の矢印部分2箇所を同時に長押しすると、リセットの文字が表示されます。
事前に調べた内容だと、BCボタンのみの長押しでリセットが表示されるという情報しかありませんでしたが、それだといつまで長押ししていても、リセットは表示されず…。2個同時に長押しでようやくリセットが表示されるようになりました。
※BCボタンとトリップメーターのリセットボタンを同時長押しです。
上の画像のように、【RESET】の表示が出たら、BCボタンを長押ししてやれば、リセットが完了です。BCボタンを長押しすると、時計のマークが出てきて、しばらくするとリセットが完了します。
リセットが完了すると、一度イグニッションONの状態を解除し、次にエンジンを掛ける際にはブレーキの警告灯が点灯することはありません。
まとめ
R56ミニクーパーのブレーキ警告灯が(サイドブレーキを解除しても)消えない原因は、ブレーキパッドの残量が低下し、センサーが削れて断線していることが大半です。
また、ブレーキパッドを交換して、センサーを新品に交換したとしても、自ら警告灯をリセットしない限りは、警告灯が消えることはありませんので、記事内で紹介した方法で警告灯を消してやる必要があります。
ブレーキ警告灯が点灯している状態のまま、車を走行させ続けても特に問題はありませんけどね。
急に車が止まったり…。なんてことはありません。
それでは。
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