先日、購入してきたR56ミニクーパーのブレーキパッド残量がほとんどないことに気が付きまして…
フロントのブレーキパッド交換を行いましたので、この記事ではR56ミニのフロントブレーキパッドの交換方法について紹介していきます。
合わせてパッドセンサーの交換作業も行いましたので、その辺りについても紹介していきます。
使用する工具
フロントのブレーキパッド交換に使用する工具は以下の通りです。
- スパナレンチ(13・17ミリ)
- ピストン戻しツール
13ミリに関しては、ラチェットとソケットでも代用可能。
17ミリに関しては、工具の厚みがあると入らない場合がありますので、注意が必要です。(手持ちのアストロプロダクツさんのコンビレンチは入らなかった。)
【R56】ミニクーパーのフロントブレーキパッドの交換方法
車をジャッキアップし、タイヤを外したらキャリパーのスライドピンに固定されているキャリパーを固定している2本のボルトを取り外します。
- 赤丸 13ミリ
- 矢印 17ミリ
17ミリ側に関しては、スライドピン本体になります。こちらを押さえないと、当然スライドピンは回ってしまいますので、キャリパー固定ボルトが緩められない状態です。
キャリパーを固定しているボルト2本を取り外すと、上の画像のようにキャリパー本体を外すことが出来ます。ブレーキラインに負荷が掛からないように、ローターの上側に置いてあります。
地面にも置けますよ。
ブレーキパッドは、スライドレール(金属の金具)にハマっているだけですので、スライドするような形で取り外すことが可能です。
- 表側のパッド タイヤ側にスライド
- 裏側のパッド エンジン側にスライド
- 左側 新品のブレーキパッド
- 右側 外したブレーキパッド
▪️今回使用したマイレ製のブレーキパッド
もう少しこのまま走行していたら、パッドセンサーが削れてブレーキローターがゴミになるところでした。
ブレーキパッドをはめ込む際には、スライドレール部分とあたる部分に少量のグリスを塗布しておきます。少しだけでOKです。また、ブレーキパッドには向き(表側と裏側)があります。
パッド背面に出っ張りがあるのですが、この出っ張りの場所が表と裏のパッドで位置が異なります。キャリパーの爪とピストン側の外径を上手く交わすように位置がズレていますので、取り付け時には注意して下さい。
ちなみに、上の画像はパッドが表裏で逆向きです。正面に見えているパッドが裏面用(ピストン側)になります。
あとは、キャリパーのピストンを専用ツールにて戻してやり、キャリパーを元通り組み付けてやればOKです。
ブレーキパッドの交換に伴う細かい説明は、すでにこちらの記事で行っておりますので、ある程度の説明以外は端折ります。
- グリスは何を使う?
- ピストンを戻す際に注意点
- スライドピンのお手入れ などなど
ブレーキローターに少しでも段差が出来たら即交換時期と考えている方もいらっしゃいますが、多少段差がある程度でローター本体に異常が無ければ再使用でも問題ありません。
今回の車両も多少の段差ありますが、ローターに異常はありませんので再利用です。
ブレーキパッドセンサーの交換方法
ブレーキパッドの残量センサーに関しては、同時交換が推奨されておりますが、基本的にはセンサーが傷れて警告灯が出ていない状態で交換される場合は、交換しなくても問題ありません。
※警告灯が出ている場合は、確実に交換。合わせて、ブレーキローターも交換。
今回、センサーはそのまま使用する予定でしたが、パッドセンサーを取り外す際にブレーキローターに出来てしまった段差に引っ掛かり、センサーが傷んだので仕方なく交換しています。
パッドの残量センサーは、助手席側のインナーフェンダーを捲るとカプラがー固定されています。
- 青色のカプラー ABSセンサー
- 白色のカプラー パッドセンサー
配線は、ABSセンサーと一緒に固定されておりますので、こちらを外してセンサーの交換を行います。
センサーを外す前に、写真を1枚撮っておき元通りの取り回しになるように、組み付けてやればOKです。センサーの先端は刺さっているだけ。上手く抜けない場合は、ブレーキローターに段差が出てきている状態かと思われます。
交換するなら、無理やり引っ張って外しちゃえばOKです。もし、交換したくないのであれば、キャリパーを上手いこと外し、ブレーキパッドをずらした状態でセンサーを引き抜くことをお勧めします。
ちなみに、今回ネットで最安値のブレーキパッドセンサーを使用しましたが、特に問題ありませんでした。
ブレーキパッドを交換するタイミングが、ブレーキパッドの残量警告灯が点灯してから、部品の交換に取り掛かった場合は、パッドとセンサーを交換しただけでは、ブレーキの警告灯が自然に消えることはありません。
こちらの記事で、ブレーキ警告灯の消し方について紹介しています。
まとめ
キャリパーのピストン戻しと、ブレーキパッドやスライドピンに塗布する用のグリスだけ用意しておけば、特別な工具等は全く使用しませんので、DIYでも十分作業可能です。
とは言え、お店に作業を依頼してもそれほど高価な工賃が掛かる作業ではありませんので、少しでも不安要素がある方はDIYではなくプロに作業して頂くことをお勧めします。
▪️今回使用したブレーキパッド
ブレーキダストでホイールの汚れが気になる方は、低ダストタイプのパッドを使用されることをお勧めします。
今までのパッドとは比べ物にならないぐらい、ホイールが汚れなくなりますよ…。
それでは。
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