先日、当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
ホイールのリムが被る【リム被り】のスタイルに仕上げたいのですがどうすれば良いですか?
そこでこの記事では、リム被りをさせるための5つのアドバイスについて解説していきます。
僕自身、滅多にリム被りをすることはありませんが、通勤車だけはリム被りさせていますので、その経験を元にお話していきます。
リム被りってどうやるの?
リム被りをしたいのであれば、4つのポイントを抑えておく必要があります。
- 車高の下げ幅
- ホイールのインチサイズ
- インナーの干渉
- キャンバー角
この4つをしっかり押さえておけば、誰でもリムを被せることは可能だと思っています。
これから、車を弄っていく方はこの4つに注目してみて下さい。
順番に解説していきます。
車高の下げ幅に注目する
ホイールのリムにフェンダーが被るようにするためには、車高の下げ幅が必要不可欠になります。
そんな当たり前だろ!
しかしながら、この第一段階ですらクリア出来ないと、リム被りは出来ないと言うことは言うまでもありません。
車種や、ホイールサイズによっても異なりますが、ある程度車高の下げ幅が無いと、リムが被るまで車高が下がりません。
そのため、車高調選びの段階から考えていく必要があります。
こちらの記事で車高が下がる車高調メーカーを紹介しています。
ホイールのインチサイズ
リム被りさせるためには、ホイールのインチ選びもとても重要になります。
ホイールのインチが小さ過ぎると、リムまでフェンダーを被せようとした際、腹下が低くなり過ぎたり、下げても下げてもリムが被らない…
そんな状況に陥ってしまいます。
車種によっても異なりますが、純正ホイールよりプラス1インチもしくは、2インチ程サイズアップするのがお勧めです。
多くのSNSで同じ車に乗っている人を調べ上げて、リム被りをさせているユーザーがどんなホイールサイズを履いているっか調べてみて下さい。
インチサイズぐらいであれば、本人に聞かなくても分かるケースも多いですよ。
インナーとタイヤの干渉
リムが被るまで車高を下げるには、インナーとの干渉に気を付ける必要があります。
リムが被るまで車高が下がっているという事は、タイヤとインナーハウスのクリアランスは少なくなっているというのは、言うまでもありません。
そうなれば、タイヤがインナーに干渉する事はよくあります。
そんな場面では、当然対策をしていく必要があります。
- インナーを叩き上げる
- インナーを切り上げる
- バネレートを上げてストロークを抑える
- 扁平率の低いタイヤを履く
ケースバイケースではありますが、この4つが手っ取り早い対策です。
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キャンバー角を付ける
キャンバー角を付ける事で、よりリム被りを簡単に実現出来るようになります。
え?何でキャンバーを付けるとリム被りしやすくなるの?
これは、キャンバー角を付ける事で、リムの位置が上がりフェンダーとリムの距離が近くなるためです。
※車高は変えず、キャンバー角のみ変えた比較画像
詳しくはこちらの記事で解説しています。
キャンバーを付けるか否かは、その人のスタイルや好みによっても変わりますので一概にキャンバーを付けろ!という訳ではありませんが…
知っておいて損は無いと思います。
極論を言ってしまえば、リムが被るか被らないかの状況で、キャンバー角を付けたらリムが被る事があるという事です。
インナーの干渉をチェックする方法
リム被りをさせる上で1番の問題になるのが、インナーとタイヤの干渉です。
車高調整を行なって、いざ走ってみたらインナーが当たりっぱなしで走れない…車高上げよ…。
こんな声をSNS上でよく見かけます。
これってそもそも、インナー干渉のチェックのやり方が分からない人が多いと言う結論に辿り着きました。
そこでインナーとの干渉をチェックする方法を1つ教えておきます。
- サスペンションのバネを外す
- タイヤを付ける
- ジャッキでサスペンションを持ち上げる
- タイヤを回してみる
この手順を行えば、走行せずともインナーとの干渉を確認する事が可能です。
言われてみればこんな方法があるね。
そんな気が付きがあった方は参考にして実践してみてください。
まとめ
リム被りをするには、その車によってどのような対策をさなければいけないかは変わってきます。
しかし、全ての車において以下の4つを押さえておくと比較的スムーズにリム被りするまで車高が下げられます。
- 車高の下げ幅
- ホイールのインチサイズ
- インナーの干渉
- キャンバー角
この4つは必要最低限頭に入れておきましょう。
あとは、自分の車のインナーフェンダー(タイヤハウス)の広さなどを見つつ車高を下げていけばリム被りさせる事は可能です。
それでは。
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