ある程度年式の経った欧州車ではオイル漏れはあるあるです…
当然ですが、未だに一定層からの需要があるE46にもあります。この記事では、これからE46に乗ろうと思っている方に向けてE46の定番のオイル漏れ箇所を5つ紹介していきます。
事前に知っておけば、車を購入する際の現車確認でチェック出来ますね。
すでにE46乗っていてる方でも、オイル漏れの修理時に参考になる部分もあると思います。
E46の定番オイル漏れ箇所
E46のエンジンでオイル漏れしやすい箇所は以下の通りです。
- ヘッドガスケット
- オイルパンガスケット
- オイルフィルターのハウジング
- バキュームポンプ
- ソレノイドバルブ
他にもあるかもしれませんが、定番と言える箇所はこの5つです。
※BMWのメカニックからも少し話を聞きながら。
バキュームポンプは、エンジンの背後側にあるので、ボンネットから覗くだけだと確認が難しいかも…。
逆に、ヘッドガスケットやオイルフィルターのハウジング、ソレノイドバルブは簡単にチェック可能です。
■ソレノイドバルブ(のパッキン)
■オイルフィルターのハウジング
■ヘッドガスケット
オイルフィルターのハウジングはオルタネーターが…
注意すべきは、オイルフィルターのハウジングからのオイル漏れです。
オイルフィルターのすぐ真下に、オルタネーターが配置されています。
つまり、オイルフィルターの漏れ所が悪いと、オルタネーターが漏れたオイルを浴びてしまう…
伝えたいメッセージは何かというと、オイル漏れが原因でオイルネーターがダメになるかもしれないよ!という点です。
僕自身、E46の前にE91に乗っていたのですが、E91は前オーナーが全くこの状況でオルタネーターがダメになったみたい。
※結構珍しいことでは無いので、早めの対策がおすすめです。
E46とE91のエンジン形状はよく似ているので、そのリスクは十分考えられます。
オルタネーターはそこそこ金額が高いですからね…。
ヘッドガスケットからオイル漏れは悪臭の原因
BMWのエンジンヘッドは、車体前方から見て左側に傾いています。これが理由でオイルが全て左側に流れて行きます。
これが原因で、ヘッドガスケットから漏れたオイルは全て、左側奥側に流れていきます。
そうすると、真下にエキマニがありますので、ここに付着してオイルが燃えて臭くなります…。
1番不快になるタイミングは、外気取り込みでヒーターを回した際に車内が一気に香ばしくなります。
まとめ
ここで挙げた5箇所以外からオイルが漏れることも当然あります。
あくまで、定番箇所5つをピックアップしたまでに過ぎません。
これから車を買う方や修理に出される方は、BMWの知識を持っているショップをあてにすると、失敗のリスクヘッジになります。
ここを直す時は、あっちも一緒に直すのがおすすめだよ。とかね。
鉄板箇所ですが、ヘッドカバーとバキュームポンプはセットで直すとかね。
※バキュームポンプのオイル漏れを直すためには、ヘッドを脱着しないといけないからついでにやらない手はない。
それでは。
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