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【バイク】バッテリーレスのメリットとデメリット

  • 2022年11月2日
  • 2022年11月2日
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製作中のモンキーをバッテリーレス化されていたと思うのですが、僕もバッテリーレスに興味があるので、メリットやデメリットについて詳しく教えてもらいです。

 

先日、このような質問を頂きました。

 

そこでこの記事では、バイクのバッテリーレスのメリットとデメリットについてそれぞれ紹介してきます。

 

※正直、それほど大きなメリットは無いというのが本音です。

 

 

【バイク】バッテリーレスのメリットとデメリット

 

バイクのバッテリーレスには以下のようなメリットとデメリットがあります。

 

▪️メリット

  • 車体が少し軽くなる
  • バッテリーのメンテナンスが不要
  • バッテリー費用が掛からない

 

▪️デメリット

  • セルスタートは出来ない
  • 電装品が増えると正常に作動しない
  • エンジンストップ時は電装系は何の使えない

 

それぞれ順番にメリットとデメリットについて補足を加えながら説明をしていきます。

 

※メリットとデメリットに関しては、人それぞれ感じ方が異なると思います。

 

メリット

先ほども紹介した通り、バッテリーレス化することで以下のようなメリットがあります。

 

  • 車体が少し軽くなる
  • バッテリーのメンテナンスが不要
  • バッテリー費用が掛からない

 

正直、街乗りするようなバイクであれば、車重に関しては1ミリもメリットにはならないと思います…。

 

バッテリーレス化することで、バッテリーを積み込まないため、バッテリーが寿命を迎えてバッテリー交換する必要がないため、バッテリー購入に掛かる費用がなくなるぐらいのメリットしか無い。と言うのが本音です。

 

強いて言うのであれば、バッテリーを搭載するスペースが不要になるので、バイクによってはスペースの有効活用ができる点も1つのメリットになり得るかもしれません。今回のモンキーでは、バッテリーのスペースが無くなる分、配線の格納がしやすくなり良いかも。

 

頻繁に乗っているバイクであれば、バッテリーの寿命は最低でも2年以上はあると思いますので、それほど有り難みはないんじゃないかな?と言うのが個人的な意見です。

 

デメリット

バッテリーレス化することで、バッテリーのメンテナンスにかかる手間や費用をカットすることが出来る反面、バッテリーを使用しないため、セル付きの車両であれば、セルスタートが出来なくなってしまうのは一番のデメリットです。

 

バッテリーレスキットの仕組みは、エンジン始動中に発電した電気を一時的にタンクに溜めておき、そこから必要に応じて電装系に電気を供給します。そのため、エンジンが掛かっていない状態では、電装系部品に電気を送ることは出来ません。

 

バッテリーレス化の仕組みについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

 

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  • セルスタートは出来ない
  • 電装品が増えると正常に作動しない
  • エンジンストップ時は電装系は何の使えない

 

また、バッテリーレス化する場合は、車体で使用する電力は全てバイクの発電で補う必要があるため、使用できる電気に限りがあります。

 

そのため、電装部品をあれやこれやと付けようものなら、電装部品が正常に作動しなくなってしまう可能性も十分あり得ます。電装部品の光量が下がっちゃう。

 

当然、スパークプラグから火を飛ばすのも、エンジンから発電された電気だけを使用するので、極端な電力不足はエンジンの不調にも繋がりかねません。

 

特に最近の新しいバイクにお乗りの方は、電子制御部品も多く使用されている場合がありますので、バッテリーレス化をしてしまうことで、不調の原因になる恐れもありますので、その辺は頭の片隅に入れておくことをおすすめします。(キャブレターを使用しているぐらいの年式のバイクであれば、問題ないと思いますが。)

 

実際にバッテリーレス化して思うこと

 

先日製作したモンキーは、バッテリーは積まずにバッテリーレス化していますが、これと言って不満な点は何1つありません。

 

  • 走行には一切影響無し
  • 電装部品(保安部品)も問題なく使用可能

 

強いて言うのであれば、社外品の軽量アウターローターを入れているため、発電量が純正のエンジンよりも少ない…。(計測してたところ、アイドリング時で約10Vの発電量でした。)

 

そのため、純正で使用されている【白熱球】のままでは、消費電力が多すぎて、まともに電装部品(ヘッドライトやテールランプ、ウインカー)が使用出来ない…。

 

そんな理由から、使用している電装部品に使われている電球を全てLED化する手間が増えたぐらいです。

 

 

電装部品の電球を全てLED化してからは、バッテリーを搭載している車両と同じように電装部品の点灯が可能になりました。

 

自分から言わない限り、バッテリーレス化を外から判別するのは不可能なレベルかと思います。(エンジン始動中なら。)

 

 

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まとめ

 

バッテリーレス化にはメリットもあれば、デメリットもあります。人それぞれバッテリーレス化が向いている人もいればわざわざバッテリーレス化する必要性はないんじゃない?と言う人まで様々です。

 

▪️バッテリーレス化が向いている人

  • バイクに滅多に乗らない人
  • 余計な電装部品は一切付けない人

 

▪️バッテリーレスが向かない人

  • 毎日バイクに乗る人
  • 追加の電装部品が多い人
  • 電子制御が多い新しいバイクに乗っている人

 

※あくまでも1つの参考程度に。

 

今回僕がモンキーをバッテリーレス化にした理由も、バイクに乗る頻度が半年に1回程度あれば良い方かな?ぐらいの頻度でしか乗る機会がなさそうなので、バッテリーを積んでも上がっちゃうだけ。と言う理由からバッテリーレス化を行いました。

 

余計な電装部品がない人であれば、車種にもよりますがバッテリーレス化をしても特に不自由に感じる点は無いかと思います。少なからず、僕自身はバッテリーレス化したことによって感じるデメリットは何も無いです。

 

それでは。

 

 

 

 

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