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ブレーキパッドが片減りする原因と対策方法

 

ブレーキパッドの交換をしたら、ブレーキパッドが片減りしていたんだけど、これって何が悪いの?どうやれば直る?

 

先日、友人よりこんな相談を受けました。同じように、ブレーキパッドの片減りに悩まれる方もいらっしゃるかと思います。

 

そこでこの記事では、ブレーキパッドが片減りする原因と対策(直し方)について紹介していきます。

 

 

ブレーキパッドが片減りする原因

 

自動車のブレーキパッドが片減りしてしまう原因は、スライドピンの動きが正常ではないことにあります。

 

本来であれば、キャリパーのスライドピンを使って、ブレーキキャリパーのピストンがブレーキパッドを押し込む際に、キャリパーはスライドピンをガイドに並行移動します。

 

しかし、スライドピンの動きが悪いと、キャリパーが斜めに動いてしまい、ブレーキパッドもそれに合わせて斜めにローターに力を加えるため、あたりの強いところと弱いところが発生してしまい、結果としてブレーキパッドの均一に減らない状態になります。

スライドピンは2本ありますので、どちらか片方のスライドピンが引っ掛かって、キャリパーが斜めになるイメージです。

 

この現象が起きる原因は…

  • スライドピンの動きが悪いパターン
  • スライドピンにガタがあるパターン

 

この2つのがあります。

 

対策方法(直し方)

 

ブレーキパッドが片減りしてしまう場合、スライドピンに問題があるため、スライドピンを外して、洗浄後にグリスアップしてやれば、スライドピンの動きが正常になり、ブレーキパッドの片減りが直ります。

 

▪️スライドピンのグリスアップ

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ただし、スライドピンにガタが発生してしまっている場合、グリスアップで多少の改善は見込めても、完全に治らず、新しいブレーキパッドも片減りする可能性があります。

 

その場合、スライドピンを新品に交換する必要があります。

 

※車種によっては、対策品のスライドピンがある場合もあるので、購入前にその辺りを確認しておくと良いかと思います。

 

まとめ

 

車のブレーキパッドが片減りしてしまう原因は、スライドピンの動きが悪いことで、ピストンが押し出された際に、キャリパーが斜めになってしまい、ブレーキパッドを均一に押し込むことが出来ないために起こる症状です。

 

大概の場合は、スライドピンのグリスの状態が悪く、スライドピンがスムーズに動かないことで、この症状が起きるケースです。一度スライドピンを外して、中の古いグリスを拭き取ったのち、新しいグリスを塗ってやれば改善するかと思います。

 

 

 

それでも改善しない場合は、スライドピンにガタが発生している可能性がありますので、スライドピンの交換が必要になる可能性があります。

 

グリスアップ後、スライドピン部分がスムーズに稼働するか?キャリパーのガタはないか?確認してやる必要があります。

 

それでは。

 

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