これから車高調の購入をしようと思っているのですが、どこの車高調を見ても商品説明欄に、メーカーの推奨値(車高)が記載されています。この推奨値は守らないといけないものでしょうか?それ以上下げると何か問題が起こるのでしょうか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、車高調のメーカー推奨値に焦点を当てて説明していこうと思います。
【車高調】メーカー推奨値より車高を下げちゃだめ?
結論からお伝えすると、車高調の販売メーカーが推奨値ている車高よりも車高を下げて使用しても商品自体には何も問題ありません。(基本的には)
世のシャコタンユーザーは、このメーカー推奨値など見向きもしていない人が大半かと思います。そもそも自分が取り付けている車高調のメーカー推奨値なんて知らないかと思います。
ただし、メーカー推奨値より車高を低く設定する場合、車高調本体には何の問題がなくとも、車体側に問題が出てくるケースが想定されます。そのため、車体側の問題を考慮した上で、メーカー推奨値よりも車高を低めに設定してやる必要があります。
一概には言えませんが、メーカー推奨値よりも車高を低くしたことで起こりうるデメリットとして例を挙げるのであれば、こんな感じです。
- インナーフェンダーが干渉する
- タイヤハウスと干渉する
- 車高が低くなり過ぎて地面を擦る
- 車体とサスペンション周りが干渉する
- サスペンション周りの負担が大きくなる などなど
メーカー推奨値よりも1センチでも多く車高を下げてしまったら、このような問題が出始めるのか?と言われればそうではないケースが多いですが…。
メーカーが推奨値を提示している理由
あくまでも個人的な憶測に過ぎませんが、車高調を販売している大半のメーカーが推奨値を提示している理由は以下の通りです。
- 最低地上高を守ってもらうため
- 車体側に問題が起きた際のクレーム対処
- 推奨値よりも低い車高での走行テストをしていない
メーカー側は、最低地上高を保てるダウン量を推奨値にしているケースがほとんどかと思います。絶対とは言いませんが…。これは、この範囲内での数値を推奨しておかないと、あたかもメーカー側が不正改造車の手助けをしているような捉え方になってしまうことが理由かと思います。
※大人の事情ってやつです。
他にも、推奨値を提示せずに車高調を販売してしまうと、下げられるだけ勝手に下げて使用したユーザーから、車体側の問題が発生した際に、車が壊れちゃったんだけど…。なんて問い合わせやクレームが入ることも容易に想像がつきますね。
この時、メーカー側が推奨値を提示しておけば、その数値を守らず使用していたユーザー側に問題があると言いやすいかと思います。
極論ですが、メーカー推奨値はあくまでも1つの目安であり、それ以上下げて使用しても良いけどその際は自己責任でお願いしますよ。と言ったところです。
話は少し逸れますが、車高を上げる側の推奨値は、確実に守ることを強くお勧めします。詳しい理由等はこちらの記事でお話ししています。
まとめ
車高調のメーカー推奨値以上に車高を下げて使用しても車高調側に問題が発生するケースはほとんどありません。
メーカー推奨値が決められている基準はメーカーごとそれぞれ理由があるかとは思いますが、それ以上下げて使用しても構わないけど、それは全て自己責任でやって下さいね。というメッセージかと思います。
車高を低く設定していたユーザー側に何かあった時に、メーカー側が推奨値を提示しておかないと、メーカーが悪いことになってしまうケースもきっと起こり得る可能性があるでしょうからね…。
メーカー推奨値よりも車高を低く設定しようと考えている人は、車高を下げたことで車体の各部とタイヤやホイールが干渉したり、サスペンション周りが干渉したり、問題が発生する場合もダウン量や車種によっては起こり得る可能性があるので、その辺は頭の片隅に入れておくことをお勧めします。
それでは。
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