以前から、ロアアームのボールジョイント部分のブーツからグリスが滲んているを確認していましたが、面倒でずっと後回しに…。
ようやく部品の手配を行い、ボールジョイントブーツの交換を行いましたので、ブーツ交換の方法について紹介していきます。
使用する工具
- ラチェット
- メガネレンチ(17ミリ)
- タイロッドエンドプーラー
- ラジオペンチ
- ウォーターポンププライヤー
使用したボールジョイントブーツは、大野ゴムさんの【DC-2673】
【JG1やJF1】ロアアームのボールジョイントブーツの交換方法
今回、ロアアームを外すのが面倒だったので、ボールジョイント部分のみをナックルから切り離して作業しましたが、ロアアームを丸々外すのもそこまで大変ではないので、外した方が作業はしやすいかと思います…。
ジョイント部分に入っているRピンを抜いたら、17ミリのメガネレンチでナットを外す。あとはタイロッドエンドプーラーで、テーパー部分を外してやればOKです。
ロアアームの詳しい外し方については、こちらの記事で紹介していますので、もし外して作業する場合はこちらを参考にしてみて下さい。
ボールジョイントが外せたら、古いブーツをマイナスドライバーもしくはクリップ外しのような工具で外してやります。
あとは、ボールジョイント部分の古いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗布したら、ブーツをはめ込み元通り組み付け作業完了です。
今回使用したグリスは、シャーシグリス。
ブーツのはめ込みは、本来径の合うパイプ等をあてがい、上から叩き入れてやるのが理想ですが、スペースがないので奥側を先に入れた状態にして、手前側をウォーターポンププライヤーで握ってはめ込んでいます。
※これはタイロッドエンドブーツを圧入する際に使用したパイプ。
あんまりこの方法は、お勧めしませんが…。自分の車だし、ロアアーム外すの面倒だし、今回はこれで組み付けました。上手くやれば、ブーツを破ることもないので、その辺は問題ないですけど。
ロアアームとナックルを切り離したあとは、ナックルを手前に引いてしまうと、ドライブシャフトがすぐに抜けてしまいますので、ロアアームのボールジョイント部分を外したあとは、ナックル部分を手前に引かないようにだけ注意です。
※ホンダ車はすぐにドライブシャフトが脱臼してしまいます…。
まとめ
N-ONEやN-BOXのロアアームボールジョイント部分の取り外しは、タイロッドエンドプーラーを入れるスペースが十分にあるため、工具さえ用意しておけば、他の軽自動車に比べて交換がしやすい車です。
ただし、ボールジョイント部分だけを外して作業すると、ブーツの圧入をする際のスペースが狭く、作業性が悪いのでロアアームを丸々外してしまった方が交換作業はやりやすいかと思います。
初めて、ブーツの交換をするような方であれば、ロアアームを外して作業する方が楽かもしれません。
それでは。
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